応募者殺到!freeeも採用した週3日からの「ゆるい就職」が人気なワケ

2015.12.21

「週休4日、月収15万円」。ちょっと変わったワークスタイル「ゆるい就職」が若い世代を中心に注目を集めていることをご存知ですか?「ゆるい就職」は主に新卒から25歳くらいまでを対象にした雇用形態で、NEET株式会社の若新雄純氏が手がける週3勤務の実験的な雇用プロジェクトです。

この「ゆるい就職」については、元Googleの佐々木大輔社長が代表を務めるfreeeで実際に2人の若者を採用したという実績が生まれるなど、さらに話題を呼んでいます。今回は、そんな「ゆるい就職」という柔軟なワークスタイルが若者に求められている背景について紹介していきます。

あたりまえの「週5勤務」から、多様な働き方ができる「週3勤務」へ

通常、日本企業での就職といえば「週5勤務」のフルタイムで働くというのが大半を占める働き方です。平日は朝から晩まで働き、時には残業で会社に残り、土日に疲れた体を休めていると、あっという間に出勤を告げる朝日が昇り始める…。そんな生活に心当たりがありませんか?

いま「ゆるい就職」が求められる背景には、気の合う仲間との活動や大切にしている趣味、将来的にやりたいことへの準備といった、仕事以外のことを大切にしたいという価値観を持った若者が増えたことにあります。

そして、そんな若者に受け入れられているのが「ゆるい就職」であり、一週間の中で柔軟な働き方ができる「週3勤務」というワークスタイルが実験的に提供されてきているのです。

「ゆるい就職」がここまで人気化している理由は?

就活をしている学生たちにとって、新卒で正社員になるには依然として一定のハードルが存在しています。有効求人倍率がどん底だった2009年からは上向きつつありますが、依然として厳しい状況であることには変わりありません。

そういった時代背景の中、例えば、どうしてもミュージシャンの夢を追い続けたい理由から、音楽活動と併行して働きたい人には「週3勤務」を提示し、エンジニアとして優秀だけど海外在住で直接会社には足を運べない人には自宅での「リモート(遠隔)勤務」を遂行してもらう。

このように、働く人たちのニーズに合わせて柔軟に対応できるポイントこそ「ゆるい就職」が人気化している最大の要因です。

働き方の柔軟性が、仕事以外の価値観を大切にしたいという若者たちに選択肢を増やす

「叶えたい夢があるから」、「将来のためにまだ勉強したいことがあるから」など、仕事で使うスキルとは別のスキルも同時に磨きたいという志の高い若者たちがいます。

一方で、就職して「週5勤務」になることによって、大事にしていた趣味やプライベートの時間を削られたくない人や、まだ本当にやりたいことが決まらずに、自分に合った職業観を模索するモラトリアム期間が必要な人もいます。

そういった様々な仕事以外の価値観を大切にしている若者たちにも柔軟に対応し、働いてもらいながら幅広く選択肢を増やしてもらう。そうすることによって、その人の将来へ導く「つなぎ」としての役割も担えるのです。

企業、若者の双方にメリットがある「ゆるいワークスタイル」

若者たちには、様々な可能性を追求していけるメリットがありますが、採用する企業側にもメリットがあります。「正社員」として採用するならば、必然的に「週5」が前提の勤務形態の給料を支払う必要があります。

しかし、人件費的にも任せる仕事量としてもそこまでは確保できない状況にあるため、「週3」であれば雇いたいと考える企業も一定数存在します。つまり人件費を抑制しつつ、必要な部分だけに適切にリソースを活用できるという柔軟性がメリットとなるのです。

つまり、「ゆるい就職」を受け入れるということは、働き手と企業の双方にメリットをもたらし、採用力や競争力を高めることに繋がるのです。

まとめ

「ゆるい」というワードが付くと、仕事において何か抜けているような印象を受けるかもしれませんが、実際は企業と若者の双方にメリットがある今の時代に合った合理的な採用方法といえます。これまでの決まった採用方法にとらわれず、柔軟に採用の入り口幅を広めることこそが、これから生き抜いていく企業に必要なことなのかもしれません。

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