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平日は広報、休日はモデル。自分らしい働き方を叶える「二足のわらじ」で、人生は変わりましたか?

2016.08.12

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『CLASSY.』・『AneCan』・『ひよこクラブ』・『赤すぐ』・『Baby-mo』―― 雑誌名は知っている。けれど、この組み合わせが何を意味するのかを一発で言い当てられる人は少ないのでは。

今回お話を伺った、秋枝未来(あきえだ みき)氏がモデルとしてこれまで登場した雑誌名がその答えだ。女性誌から赤ちゃん雑誌まで幅が広いことに驚かされる。

ただし、モデルはあくまで副業。マーケティングやメディア事業を行うトレンダーズ株式会社の広報が彼女の本業だ。平日は広報、休日はモデル。そんな働き方を彼女はなぜ始めたのか。そして「二足のわらじ」はどんな変化をもたらしたのか、聞いてみた。

退職後1年ほど充電するはずが、休むことなく前職以上のハードワークに転職!?

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— 秋枝さんがトレンダーズに入社する前はどのような仕事をされていたのですか?

秋枝:大学卒業後、大手レコード会社に入ったんです。自社のアーティストや俳優、タレントをクライアント様のCMにキャスティングする、CMキャスティング・広告の仕事をずっとしていました。

— 新卒なのに重要な仕事を任されていたんですね!やはり大変でしたか?

秋枝:仕事量が多くて、すごく大変でした(笑)、でもとても楽しかったですね。そこで3年働いた後に仕事を辞めました。しばらくゆっくり休みたい!って思ったんです。

— 充電期間?

秋枝:はい。海外旅行に行ったりプライベートを充実させてもいいかなっと。

でも、辞める時に、当時のトレンダーズ社長から声をかけていただき、いろいろ考えた結果、お世話になることに決めました。

— なんと、急展開ですね!

秋枝:「正社員じゃなくても、アルバイトとかパートとか自分の好きなカタチでいいし、一度働いてみて合わなければ辞めればいいよ」って言われた時に、そんな気楽な感じでいいなら、いったん入ってみようかなっと。この会社なら自由な働き方ができそう、と思いました。

— 入社後は、最初から自由な勤務体系だったんですか? 

秋枝:そのはずだったんです(笑)。ちょっとゆるく働くつもりだったんですけど、新規事業の営業として実際に入ってみると仕事の量も責任もあり、レコード会社時代と変わらない忙しさでしたね。でも、毎日新しいことがすごくスピードが速く進んでいって、とても面白かったです。

— それはビックリしますね(笑)。

入社5日目にして妊娠が判明?!半年後、社内初の産休・育休取得へ。

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秋枝:実は、もっとビックリしたことがあって…。入社5日目くらいに妊娠していることがわかったんです。

–なんと!社長や同僚の方は、どんな反応でしたか?

秋枝:すっごく驚いてました(笑)。だけど、たくさんの人に「おめでとう」と言ってもらえて、みんな祝福モードでした。「しばらく働いて産休・育休をとったら、また戻ってきてね」と、当時の社長や上司にも言ってもらえて嬉しかったですね。そして、半年ほど働いた後、産休・育休に入りました。社員で産休・育休をとったのは私が初めてでした。

— 素敵です!産休・育休後はいかがでしたか?

秋枝:ベンチャー企業なので、やっぱり忙しい。時短勤務をしている人は当時いませんでした。

なので、とりあえず産休と育休をとって復職して、仕事と育児の両立が無理だったら働き方を考えればいいって思っていました。

— でも復職後、両立ができたから今があるわけですね。

秋枝:産休・育休前には、新規事業の営業をしていましたが、復職後は広報になりました。広報の部署は以前なかったので、私が戻って作った感じでしたね。

リモートワークが危機を救う!子どもが発熱しても仕事と育児の両方を諦めない。

–広報の仕事とはどういうものでしょうか。

秋枝:トレンダーズは、もともとマーケティングやPRをメインの事業でやってきている会社。裏方というか黒子的な仕事が多かったんですね。

それが、私が復職して広報の仕事を始めた頃から、メディア事業にも力を入れ始めました。訪日外国人観光客向けの『ZEKKEI Japan』や、『Anny magazine』というギフト特化型のWEBメディアなどを手がけています。ソーシャルギフトは今話題になりつつあり、私自身もよく利用しています。

そのような、自社のメディアを作り始めたので、どんどん会社や事業内容をアピールする必要が出てきました。今はおもにそれらの広報業務を担当しています。

— そうした広報のお仕事と、お子さんお二人の育児を両立するのは大変そうですね。
秋枝:復帰した最初の頃は、もしも子どもが熱を出して保育園に行けなくなったりしたら、会社を休まなきゃいけない。そうしたらすごく周りに迷惑をかけるんじゃないかって不安に思っていました。

けれど、広報の仕事は幸い、会社にいなくてもできるのが良かったです。電話とパソコンさえあればどこでも仕事ができますから。

— 今どきのリモートワークと広報は相性が良かったわけですね!

秋枝:今の時代の働き方にすごく助けられています。オフィスにずっといて働く昔の働き方だと大変だったと思います。あとは、職場での周りの理解も大きいですね。

— 仕組みと周りの理解、両方がそろっていたのが良かった、と。

秋枝:はい。やることをやっていれば、どこにいてもいいよというスタンスは会社としてもあります。以前から、トレンダーズは副業もOKでしたから。

— リモートワークも副業も自由なんてすごい!

秋枝:自分の本を出版している社員もいます。いろんな人を受け入れようとする社風がトレンダーズにはあるんです。

子どもがかわいすぎて赤ちゃん雑誌に応募。子どもの撮影をきっかけに自身も読者モデルデビュー!

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— だから、秋枝さんも読者モデルを始められたんですね。読者モデル活動をしようと思ったきっかけは何だったのでしょう?

秋枝:子どもがすごくかわいかったことですね!そのうち「うちの子、かわいいんじゃなくて、その中でもかわいいぞ」って気づいちゃって(笑)。

— カワイイ・オブ・カワイイ!

秋枝:親ばかですね(笑)。それで、赤ちゃん雑誌にモデルで載れるんじゃないかなと思ったんです。『ひよこクラブ』や『赤すぐ』、『Baby-mo』の赤ちゃん雑誌3誌に応募したら、全部から声がかかりました。

— なんと打率10割!イチローも真っ青ですね(笑)。その後、お子さんだけではなく、秋枝さんもモデルとして登場なさるんですよね。

秋枝:子どもの撮影に行くようになって、現場で私も一緒に撮影しましょうというふうになっていきました。そのうち「専属ママモデルになりませんか」と声をかけられて、専属ママモデルをやるようになったんです。

— それでモデルとして活動を続けながら広報の仕事も行う、二足のわらじを?

秋枝:そうですね。復職してからは回数はちょっと減ってしまったんですけど今でもモデルは続けています。

子どもと一緒に雑誌に出るようになったことをきっかけに、子どもが関係ない『CLASSY.』や『AneCan』などの女性誌もたまに出るようになりました。

無駄?いえいえ!モデルと広報の二足のわらじの方が本業の成果も上がる。

–そうした二足のわらじで働かれて、仕事や人生に対する考え方は変わりましたか?

秋枝:遠回りして、無駄なことをやってしまったかな、と思うことは誰でもあると思うんです。でも結局は、何かしら新しい仕事につながっていったり、自分が将来やりたいことにつながっていったりします。無駄なことなんてないなって思うようになりました。

— 新しい仕事につながる、とはどういうことでしょう?

秋枝:もともとそんなに「表に出たい派」ではなかったんです。自分のSNSでも雑誌に載ったこととか全然投稿もしていなかったし。

でも、復職する時に広報として戻るという話を聞いて、広報ならたぶん表に出ていかなきゃいけないんだろうなって思ったんです。

そこで初めてFacebookで「育休中こんなことしました」「読者モデルやっちゃってました」みたいな感じで上げたところ、実際に取材につながったものも多いんです。

— 本業だけの1本勝負よりも、二足のわらじの方がつながりも生まれて本業の成果が上がる、と?

秋枝:そうですね。今つながっていないように見えても、将来つながることもあると思っています。

両親大喜びで親孝行、子どもは人見知りをしない子に。二足のわらじはいいこと尽くめ!

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— 二足のわらじで働くことで、プライベートで起こった変化はありましたか?

秋枝:雑誌に載ったことを、義両親がすごく喜んでくれました。子どものおもちゃを義両親と買いに行ったらそのお店にママ雑誌が置いてあったんです。

「今月ココと、ココとココに子どもたちが載ってるんですよ」って何気なく見せたら、「へえ、すごい!」って何冊も買ってました。

— 絶対、お友達に渡す用も買ってますよ(笑)。

秋枝:そうなんですかね(笑)。子どもが雑誌に載ると、義両親がこんなに喜ぶんだ、と思いました。二足のわらじで親孝行もできたのかもしれません。

— 二足のわらじは良いこと尽くめですね。お子さんは変わりましたか?

秋枝:ちっちゃい頃から、いろいろな撮影現場へ月に何回も行っていたので、人見知りをまったくしない子になっています。どこへ行っても、泣いたりしないので、親としてはすごく助かりますね。

誰にも似ていない自分らしい働き方は、働き方への考えを柔軟にすることから始まる!

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— 最後に、秋枝さんのように自分らしく働くために、これまで心がけてきた事があれば教えてください。

秋枝:人生には、子どもが産まれたり、両親の介護をしなければならなくなったり、いろいろな事があると思うんです。

そういう時に、「働くというのは、こうすることだ」って型にはまった考えを持っていると、自分の思うように時間が使えなくて悩んでしまいがち。私も復職当初は、子どもの熱で出社できない日が続いた時、今の私は働くことに向いていない、辞めたほうが良いなと悩んだ時期がありました。そうなると働き続けられないですよね。

そうではなく、人生のその時々によって「働き方への考え方」を変えていけばいいのかなって思っています。

その時点で自分ができることをやる。働けるように環境を変えるのもいい。そうやって、型を決めつけないで柔軟にやっていく感じです。

— 読者モデルになったのも、まさに型を決めつけないで、その時、その時に合わせて柔軟にやった結果ですね。

秋枝:そうですね。誰にも似ていない自分らしい働き方ってそうやって叶うのかも、と思います。

— 自分らしく働くには、働き方を柔軟にしておくことが大切なのですね。柔らかい頭で今日から働いていこうと思います。本日はありがとうございました!

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