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最高のパフォーマンスを発揮するには?「ITドカタ」を卒業するために意識改革を!

2016.04.06

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かつてはあこがれだったIT業界も、「ITドカタ」というワードが浸透したように、過酷な労働環境が問題となっています。深夜残業や休日出勤など、未だに多くのIT企業が慢性的に抱える働き方の問題に対して、有効な改善策はあるのでしょうか。

SCSK株式会社の「スマートワーク・チャレンジ」から、IT業界が抱える働き方の問題点を改善するために必要な「意識改革」について考えていきます。

「休まず働く社員=いい社員」?常態化するIT業界の悪い風潮

IT業界特有の働き方の問題点として、SCSK株式会社の河辺さんがはじめに指摘するのは、常態化する長時間労働です。仕事の特性上、夜間であっても問い合わせや作業依頼に対応しなければならないため、「休まず働く社員=いい社員」という風潮があります。

また、優秀なエンジニアのところに難しい仕事が集中し、彼らがそれを抱え込んでしまう傾向も指摘します。それは「替えが利かない仕事」となることを意味し、休みにくくなるのは当然ともいえます。

休めない「ITドカタ」の劣悪な労働環境は、最高のサービスにつながらない?

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IT業界のなかでも、とくにシステムインテグレータは、今や大手を中心とした序列を形成するようになりました。システムエンジニアが要件を定義したものを、末端のプログラマがまるで「単純労働者」のようにコードを書いていきます。その末端プログラマの様子を、「ITドカタ」といいます。
彼らは休む間も、帰宅する間も惜しんで会社に寝泊まりして、ただひたすらに「単純作業」に没頭することになります。

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その様子を目の当たりにして、強い危機感にかられたのが、当時就任したばかりのSCSK中井戸社長でした。
「最高のサービスは、最高のパフォーマンスから」、夜中まで追い込まれるように働く社員を「いい社員」とせず、心身ともに健康でやりがいを持ち、最高のパフォーマンスを発揮できる社員こそ「いい社員」となるように、社員の意識改革に乗り出します。

残業を減らすと収入が減る?ゴネる現場の意識を変えた、中井戸社長の英断とは

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過酷とも思えるITドカタの残業ですが、実は「やりたくてやっている」という人も少なくありません。なぜなら、残業代が出るからです。残業をカットされることは、収入減に直結します。だからこそ、残業反対を掲げる社員が現れたのです。

それに対して、中井戸社長は特徴的な英断を下します。それは、残業代となるはずの原資を、すべてインセンティブとして残業を減らした社員に還元することにしました。これにより、現場では意識改革に取り組む社長の本気度を痛感したといいます。

残業を減らす取り組みは、一般的に人件費を抑える取り組みだと考える企業が少なくありません。しかし、中井戸社長は浮いた残業代を、「社員の意識改革に投資」することで、「スマートワーク・チャレンジ」が動き出すことになります。

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