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「仕事」「学び」に「遊び」の要素をプラスすればモチベーションがあがる!社会人が勉強を続けるための要素とは?

2017.01.12

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普段、勉強をしていますか?

社会人になると、途端に勉強をすることがなくなりますよね。
仕事が忙しいから、と言い訳をして、学ぶことから遠ざかっている方も多いのではないでしょうか?

今回は、インテリジェンス ビジネスソリューションズ(以下IBS)で学習意欲の向上を目的とした部活動「がくとら!」を立上げ、運営を行っている、成田 範之さんにインタビューをしました。

「がくとら!」では、「仕事」「学び」に「遊び」の要素をプラスしたことで、部員のモチベーションがあがり自主的に学ぶようになったといいます。
その背景と、「がくとら!」の活動についてインタビューをしました。

■「がくとら!」とはどのような部活動ですか?立ち上げた経緯を教えてください。
私はIBSで新卒・中途採用等の入社時研修や、ビジネス研修、技術研修といった各種研修を始めとした、人事施策の企画・運営など行う教育研修グループに所属をしています。IBSは技術の進歩が速いITに関わる仕事が多いため、エンジニアの社員には積極的な資格取得や学習が必要です。そのため、社員に資格試験の促進や、そのための勉強会なども開催しているのですが、もっと自主的に学習をしてほしい、学習を習慣化させたいという思いから、学習意欲の向上を目指した部活動、「がくとら!」を2013年に立ち上げました。

当初は「3日坊主にさようなら」と題して、学習意欲がある人、意欲はないけど学習をしなくてはならない人が集まりました。IBSはお客様先に常駐している社員が多いことから、プロジェクトごとやエリアごとに支部を結成して、業務終了後に集まり、全員が「同じテーマ」で勉強をしていました。

「共通の目的を持った人と一緒に勉強をする」ということで学習を継続できる状況をつくりたかったんです。

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分かったことは、「人と一緒に勉強をしようと一人で勉強しようと、勉強をする環境をつくっても、やらない人はやらない」ということ

■結果はどうだったのでしょうか?
「がくとら!」立上げ当時、「3日坊主にさよなら」というテーマだったこともあって、どの程度学習を継続できるのかアプリを使って計測してみたんです。(笑)3ヵ月間計測してみましたが、計測に協力してくれた部員30名中、継続してできた人は5名と2割程度の人が継続できた、という結果でした。
「意識が高い人は継続できるが、低い人はできない。人と一緒に勉強をしようと一人で勉強しようと、勉強をする環境をつくっても、やらない人はやらない」ということがわかりました。

意識が低い人が勉強を習慣化するためには何をすればよいのか、どのようなアプローチをすればいいのかを考え、研究し、色々対策を講じましたが、結果、学習の習慣化にはいたらず、「人は面白くないもの、興味がないものは継続できない」ということがわかりました。

実はここから、「がくとら!」は二極化していきます。

学習を促進するために行った「大学と共同研究」と「新規ビジネスの立ち上げ」

■部活動の二極化?それは何と何の二極化なのでしょう?
1つは学習の習慣化を促進させるために大学と一緒に研究をする「産学連携」、もう1つは”面白いこと””やりたいこと”をヒントにアイディアをビジネスにする「新規ビジネスの立ち上げ方」の2つの学びをテーマに掲げました。
1つ目の「産学連携」は、当初は研究を目的にしていたわけではなく、社会人同士の勉強が継続できないのであれば、勉強のプロである大学生と一緒に勉強をしたら継続できるのでは?と思い、知り合いの大学生に声をかけたてみたんです。たまたまその学生が、「習慣化」を研究していて、その研究室の教授を紹介してもらいました。教授と意気投合し、「社会人の習慣化」をテーマに大学と一緒に研究するということがスタートしました。

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大学でワークショップを開催している様子

■部活動で「産学連携」、すごいですね!研究結果は出たのですか?
現在も研究中なのですが、1回目の研究は200名の社員を対象にアンケートを実施しました。結果、学習意欲が高ければ勉強時間は長い、ということはもちろんですが、「いつどこで勉強するか」といった計画を立てることも、学習につながる、という結果でした。

現在も研究は続いていて、「社員のモチベーション向上」をテーマに、習慣化をするための効果的なアプローチの方法を研究しています。
ニュースリリースも出したりしています。http://www.ibs.inte.co.jp/news/2016/10/13/1417/

今後は更に対象者を増やした研究を行って、その結果を「がくとら!」だけでなく、新卒研修や社内の研修でも取り入れていけたらと考えています。

自分たちがやりたいことを企画し、自主的にビジネスに必要な知識を学ぶ

■”習慣化”というものを大学と連携して、その結果を会社の教育や育成に役立てるんですね!もう1つの「新規ビジネスの立ち上げ方」とはどういうものでしょう?
新規ビジネスの学びは、一部の社員からの意見がきっかけでした。「勉強時間が長い人ほど仕事ができるのか?」「昇給のための資格試験は仕事に活かせるのか?」「学びとは一体なんなのか?」という疑問なのですが、この問いかけによって、今、私たちに必要な「学び」について考えなおすことになりました。そこで意見として出たのが「ビジネスを自らつくる」ということでした。
メリットは自分のアイディアを出せること、他の人が出した面白い意見やアイディアが聞けること、収益の上げ方や市場調査なども含め、事業をつくるプロセスが学べること、世の中の課題を解決できるものが作れること、全く異なる業種の人との交流が持てること、といったところでしょうか。

新規ビジネスに興味を持った部員は、皆でアイディアを出し合い、どうやったら事業化ができるかを本気で考えるようになりましたね。

■なるほど!それは下手に勉強するよりも学びになりそうですね、具体的にどのようなアイディアがでたのでしょうか?
最近では、個室トレイの長時間利用を解消するためのセンサーです。
IBS社内で、特に男性用のトイレで、長時間利用する人がいて他の社員がトイレを利用できない、ということが起こっていました。理由はスマホが普及して、ゲームやニュースを閲覧をする人や、トイレで睡眠をすることが一因である可能性が考えられます。そこに課題を感じた「がくとら!」のメンバーがトイレの利用状況が可視化できるセンターの案を出したことがきっかけで、スタートしました。個室ごとにセンサーをつけて、リアルタイムに利用状況をモニターすることができます。社内利用はもちろん、今では「Toilet IoT」としてお客様へ提供も開始しています。
「Toilet IoT」の詳細はこちらhttp://www.ibs.inte.co.jp/news/2016/11/17/1511/

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「がくとら!」で出てくるアイディアは、普段身近に感じている課題や、知り合いからの相談など色々あります。
みんなで意見を出し合って、足りないスキルや知識はそれを持っている人を探して相談しにいくことで解決させます。他の人の力をお借りするわけですね。

こんな感じで、自分たちがやりたいことを企画のネタにすれば、自主的にビジネスに必要な知識やノウハウを吸収していってくれるのです。
「がくとら!」が目指すところは、まさにそこでした。

■「がくとら!」の部員の声がサービスになったのですね!お話しを聞いていると、やりたいことを実現させるために学び、学習しているという感じがしますね
そうなんです。それが「がくとら!」のテーマになりました。当初、考えていた「仕事=学び」だけでは継続しません。そこに「遊び」をプラスすることで人はワクワクすることができてモチベーションもあがります。

この3つをリンクさせることで、社員が自主的に動けるようになるのでは、と考えています。誰だって「遊び」となれば夢中になりますよね?「仕事」に「遊び」を掛け合わせることで、それが自然と「学び」にもつながると思っています。

これからも、大学との共同研究も、”面白いこと”やりたいこと”を実現していくことも継続させ、社員だけでなく多くの人も巻き込んでいきたいと思っています。

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今回は「がくとら!」を運営している成田 範之さんにお話しを伺いました。

学習に限らず、何かを習慣化、継続させることは、簡単に見えてとても難しいことですよね。更に自分が興味のないことだったりすれば尚更難しくなります。そこに「遊び」という要素をプラスすることで、学習や仕事が楽しくなる、だからこそ習慣化や継続ができる、というのは新しい発見でした!成田さん、ありがとうございました。

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がくとら!マスコットのシカくんとシッカちゃん

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