大崎祐子(こりんし)

熊本の女子大生が企業の広報・編集長に!大﨑祐子さんに聞く、イマドキのリモートワーク事情

2015.11.06

「リモートワーク」とは、オンライン上で使えるチャットツールやクラウドサービスを活用し、オフィスに出勤することなく遠隔で仕事をする働き方のことを指します。

現在、熊本の大学に通う大﨑祐子(おおさき ゆうこ)さんは、学業の傍ら、リモートワークを通じて東京にある会社の仕事をこなしています。

そんな大﨑さんが運営する『リモートワークを頑張る女子大生のブログ。』には、全国各地からリモートワークを始めたい人からの相談が続々と届いているのだとか。

今回は大﨑さんに、リモートワークの現状と可能性、今後のキャリアの展望について、東京・熊本間を繋いでオンラインインタビューを行いました!

後編:大切なのはリモートワークの先に描く未来。熊本の女子大生、大﨑祐子さんが実現したい社会

リモートワークで物理的な制約を超えて仕事をこなす日々

大﨑祐子(こりんし)

—現在は大学生でありながら、リモートで様々なお仕事をされているとのことですが、具体的にはどういった内容のお仕事をされているんですか?

大﨑:大きく分けると、「マネージャー・秘書業務」「広報」「ブログ編集長」の3つのお仕事があります。

マネージャー業ではきゅんくんというクリエイターのマネージャー業と株式会社QREATOR AGENT代表取締役、佐藤詳悟さんの秘書をやっています。秘書としては彼らにとってちょっと手間がかかるもの、日程調整や簡単なリサーチ、請求書の作成といったお仕事を任されています。

また、株式会社キャスターという会社では広報・ブログの編集長をしていて、ブログへの寄稿を中心に、数名いるライターさんと一緒にメディア戦略を立てたりもしています。

あとは“仕事”という感じではないですが、個人的に企業と学生のマッチングをやっています。リモートワークで仕事をする人が増えればいいなと、ニーズのある企業やフリーランスの方と学生を繋げることをやっています。

大﨑祐子大﨑さんが編集長を担当されている『リモートワークマガジン

企業はリモートで働ける人材を求めている

—地方からリモートで東京の仕事をしてみたいという学生は多いんですか?

大﨑:結構多いですね。今はたまに声をかけるくらいですが、すでに希望者が25名ほど集まっています。私のブログ経由の方が多いんですが、東北、神戸、広島、熊本、福岡の方もいますね。

—企業としても、リモートでも構わないので学生に仕事を手伝ってもらいたいという要望は多いんですか?

大﨑:そうですね。東京の学生で、特に優秀な人はインターンとして大きな企業や有名なベンチャー企業に行っていて、企業同士で奪い合いをしている状態です。一方「地方のやる気のある学生」はもっと自分の成長できるチャンスを渇望しているという現状があって。

そもそも地方の学生がアルバイトで稼ぎたいお金って、5万円くらいなんですが、そのくらいであれば月額固定で支払うので、地方の学生にリモートで仕事をお願いしたいという要望を持つ企業は多いですね。学生にとっても地方にいながら自分が成長できる機会が得られるし、いいアルバイトにもなるのでとても好評です。

卒業後の進路は「東京」のIT大手企業!

リモートワークを頑張る女子大生のブログリモートワークを頑張る女子大生のブログ。』

—ちなみに大学4年生ということは、就職先は決まっているんですか?

大﨑:はい、いまのところ東京のIT系の会社に決まっています。

—そうなんですね!ちょっと意外でした。では卒業したら、東京に引っ越しを予定されている、と?

大﨑:はい、そうです。でも、「いまリモートワークやっているのに東京というとことで矛盾してるだろ!」ってよく言われます(笑)もともとネットが人に比べて好きだったので、IT業界を志望しました。

—熊本にお住まいなので福岡とか、東京以外の地域は選択肢には入らなかったんですか?

大﨑:私は元々長崎にある、進学校出身なのですが、同級生はみんな東大とか有名私立に進学しています。私自身、将来的にそういう子たちと一緒に働きたいと思っていて、ではそういう子たちがどこへ就職するのかと言うと、やっぱり東京を中心としたの本社採用が多いんですね。私もそういう子たちと切磋琢磨して働きたいと思っていたので、これは東京に行ったほうがいいなと。あとは、業界のトップの人たちと仕事をしたいと思っていることも理由の一つです。

立ち上げ段階でのリモートでは困難が伴うことも

大﨑祐子(こりんし)

—大﨑さんは実際にリモートで様々な仕事をされているわけですが、リモートならではの難しさを感じる場面はありますか?

大﨑:まだ方向性が段階での価値観のすり合わせ、熱量を合わせていく作業はテキストベースだとなかなか難しいですね。

人にもよりますが、チャットをしていてもタイムラグが発生したり、熱量が冷めてしまってから連絡が返ってくることがあります。会社の立ち上げ期とか、事業の立ち上げ期間でのリモートというのは、やっぱり難しいかなと思います。

—大﨑さんのブログの記事の中でも、「!」や「ー」といった記号をうまく使うことを意識されているという記事がありました。

大﨑:特に男の人はチャット上で「了解。」みたいに返しがちですよね。それだとやっぱり受け取る側が気にしちゃうので、私の場合はそうさせないように色々と工夫しながらやっています。

リモートワークが地方在住者の可能性を広げる

大﨑祐子(こりんし)

—逆にリモートワークだからできた仕事、メリットとしてはいかがですか?

大﨑:私はどちらかというと、リモートを手段として始めただけなので、実は最初からリモートワークありきで始めたわけではありません。熊本でも東京と同じような仕事をしたい、チャンスをつかみたいという気持ちが原点というか。

地方の学生視点で言うと、大学が地方にある、実家が地方にあるということに関係なく自分次第でチャレンジできるというのはリモートワークのメリットだと思います。

特に私は長崎出身で、東京の大学に行くというイメージがわかないまま進学したところがあります。よく「なんで東京の大学に行かなかったの?」って言われるのですが、そもそも東京の大学に行くという選択肢があまりピンと来なかったからなんですね。

これから先、東京の会社に就職したいとか、私のようにそういう子たちと何か一緒にやりたいっていう学生が出てくると思っていて、そういう子たちにとっての選択肢が広がる意味ではリモートワークのいいところかなと思います。

リモートワークは産休・育休後の復職のステップとしても有効

大﨑祐子(こりんし)

—学生に限らず、地方に住んでいる方にとっては、リモートワークが新しい働き方の選択肢の一つになると感じますか?

大﨑:私が今まさに大学で研究している「女性の働き方」でいうと、例えば女性で産休、育休後の復職って、実はかなりハードルが高いという問題があります。「この子を保育園に行かせて育てながら復職できるのかな」と。

そういうときに、例えば在宅で働くことを選び、9時から18時までリモートでしばらく働いた後に復職する、というようなステップとしても有効なのではと思っています。その場合はリモートワークというよりは在宅勤務になるんですが、そういう役割としての可能性は大きいのではないでしょうか。

—前編はここまで!後編では大﨑さんのビジョン、そしてリモートワークで仕事をしたいという方へのアドバイスを伺っています。こちらもご覧ください!

後編:大切なのはリモートワークの先に描く未来。熊本の女子大生、大﨑祐子さんが実現したい社会

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