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働くママの見本となる存在でありたい。だから私は仕事と育児の両立を図るーー LiB 吉田彩さんの”働くママとして生きる道”【前編】

2016.04.11

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女性は結婚し、子どもを産んだら家庭に入る。一体、いつの時代の話でしょうか?数年前と比べ、働き方が多様になってきた今、女性が仕事と育児の両立を図ることは当たり前になってきました。

とはいえ、仕事と育児の両立に関して「正解」がないのも事実。多くの女性は結婚・出産・育児といったライフイベントにどう対応し、キャリアを築いていけばいいのか悩んでしまいがち。実際に働くママは、どのようにして仕事と育児の荒波を乗りこなしているのでしょうか?

今回話を伺ったのは、キャリア女性のための会員制転職サービスを手がける、株式会社LiBの吉田彩さん。限られた時間の中、彼女はどのような工夫し、仕事と育児の両立を図っているのでしょうか?

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【プロフィール】
経済学部で主にASEANへの投資の研究を行い、周りが大手金融企業や国際協力機関に就職する中、1人周りの反対を押し切って当時10数名のWebベンチャーに就職。新卒からウェディングサイトの立ち上げ(現マイナビウェディング)、営業マネージャー、育児と仕事の両立を経験し、女性のキャリアに興味を強く抱くようになった2015年にLiBに転職。現在は企業の女性採用支援を担当。

2011年に結婚し、1年半の育休を経て会社に復帰。待ち受けていた、甘くない現実

吉田:2015年の10月にLiBへ転職してきたのですが、それまでは株式会社ベーシックで、ウェディングサイトの立ち上げなど新規サービスの営業活動を行っていたんです。

— そうだったんですね!結婚はいつされたのでしょうか?

吉田:結婚は2011年です!その1年後に、子どもが産まれました。

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— 結婚されて出産。当時は色々と大変だったんじゃないでしょうか?

吉田:思ったほど大変ではなかったです。結婚の前後で働き方や生活環境に大きな変化はなかったので。結婚後もこれまでと同じように、部下の育成をしたり、0時ぐらいまで一生懸命働いたり。そんな生活を続けていました。

個人的に「大きな変化があったな……」と思ったのは、子どもを出産、仕事復帰してからですね。最初は「何とかなるんだろうな〜」と思いながら生活してたのですが、想像していなかったことが2つも起こりまして。

— どのようなことが起こったのでしょうか?

吉田:出産前と比べて、予定調和でないことが多くなったんです。例えば、子育ての場合、「子育てって、こんな感じで進むんだろうな」と世間一般で言われていることを自分の子どもに当てはめてみると、全然そうではなくて。

病気一つとっても、うちの子どもって喘息が酷くて、すぐ風邪になりやすく、大事な会議の日に限って熱出すなど、毎日予想外のトラブルが発生していましたね。

それに加えて、仕事面では男性が中心の部署へ異動になり、そこで事業拡大プロジェクトの企画営業、加えて5人のマネジメントをやったりしていました。これまでは自分が最初から携わってきたサービス、メンバーのマネジメント、そして子供もいませんでしたので、ある程度、予測がつく範囲の中で仕事ができていたのですが、新しい部署では仕事をどう進めていけばいいか全く分からず……。

正直、同じような境遇のお母さん、ロールモデルが近くにいなかったこと。。それと物理的な時間の使い方、2つをどうしていけばいいのか、1年半ぐらいずっと悩み続けていたような気がします。

小さな工夫が心の余裕を生む。子育てを経験したからこそ見えた、自分なりの働き方

— その時から時短で仕事をされていたのですか?

吉田:そうですね、時短で働いてました。9時30分〜18時まで働き、18時30分に子供を迎えに行く。それで家事が落ち着いた20時〜24時まで部下の子の相談を電話で受けたり、残った仕事をする。そんな生活リズムでした。

— なかなかハードですね……。

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吉田:今はもう3歳になったので、自分で歩けますし、必要であれば食べたり飲んだりも出来るんですけど、当時はまだ1歳半だったのでで、言葉も拙いですし、危険なことも色々あったので、放っておくこともできなくて。

20時〜24時ぐらいまでは、ずっと抱っこやおんぶをしながら仕事をしていました。体力的には、結構キツいものがありましたね。

— そのキツさ、どうやって乗り越えたんでしょうか?

吉田:子育てはとにかく頑張るしかなかったので、仕事の進め方を工夫しました。部下の子の一人が成長する良い機会にもなると思ったので、双方合意の上、「あなたが次のマネージャーになるんだよ」と言って、チームメンバー1人の立場を少し上に引き上げて、スーパーアシスタント的な動きをしてもらい、私がマネジメントに集中できるようにしました。

そうしたら、ちょっとずつ仕事の進め方が見えてくるようになり、すごくラクになりましたね。この経験を通して、「ちょっとした工夫をすることでバランスが取れていくんだな」と。新しい発見でしたね。

8年勤めた会社を辞め、LiBへ。その裏にあった「働くママの見本になる」という想い

— 株式会社ベーシックで8年間働いた後、LiBへ。転職のきっかけは何だったのでしょうか?

吉田:ベーシックでの仕事はやりがいがありましたし、楽しかったのですが、「働くママ」について色々と関心を寄せるうちに、もっともっとそことに関しての知識を深めたい、それを支援できるビジネスに関わりたいと思う気持ちが大きくなり…。

「働くママ」と言うと、当時の私の中でのイメージは、メディアで取り上げられるようなスーパーキャリアウーマンや女性社長。もしくは、きっちり定時で仕事を切り上げて帰るママのどちらか。個人的には、その中間点に位置するような働くママのロールモデルを見つけたかった。

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色々と調べているうちに、LiBというサイトを知って。LiBは自分のキャリアを真剣に考え、努力をしている。子供を産んでも、今の仕事を続けていきたいという人が集まっているサイトだと感じたので、「きっとLiBの会員には、私と同じような悩みを抱えている人、そして将来に不安を抱えているプレママがたくさんいるだろうな」と、そう思ったんです。

その会員の方々をもっと知りたい、仲良くなりたい、どこにいるんだろうと思ったのが、LiBに興味を持った最初のきっかけです。

— そのまま入社した、という感じですか?

吉田:最初は会員として、LiBに登録をしたんですけど、様々な企業様からのスカウトを頂くに連れ、企業の働くママに対しての取り組みや姿勢にもとても興味を抱くようになりました。

そして、働くママにも、企業にも「もう少し、こういう工夫をすると、ラクになるよ」と知識を共有して、仕事と育児の両立の支援をしたいと強く思うようになりました。

例えば、お母さんが入社してきたとき、先ほどのようにサポートをつけるかつけないか。小さなことかもしれないですけど、それを知っているか否かでは、働き方に違いが出てくるんじゃないかなと。実体験を社会に還元することが、私の体験を無駄にしないことだと思い、それが体験できるLiBに入りました。

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— 実際にLiBに入ってみて、どうでしたか?

吉田:LiBに入社してから、マネジメントの仕事はしていないのですが、人材業界は初だったので勉強しなければいけないことがたくさんありましたね。正直、「家に帰ってからの仕事がなくなったか?」と聞かれると、全くそうではなくて(笑)、家に帰ってからも仕事はしています。これは昔と変わらないですね。

ただ、女性の働き方をブラッシュアップし、女性のキャリア支援を手がけている会社にいる以上、私が働くママの見本となれるような働き方をしていかなければなと。その重要性は前よりすごく感じています。

もちろん働いている以上、ツラいときや苦しいときもあるのですが、その考えが私の支えになっているなぁと思います。

— 自分が頑張ることが、世の中の女性の働き方を拡げていくと。

吉田:そうですね。「働くママの見本となる」と言っている以上、私がダメダメだったら、女性の働き方は変わっていかないんだろうなと思っています。

— LiBさんって社内制度が特徴的なイメージがあるのですが、「これがあったから助かった」という制度はありましたか?

吉田:制度よりも、社内カルチャーといいますか、受け入れ体制が手厚いですね。私も旦那もベンチャー企業に勤めているので、仕事と育児の両立に関して、それなりの理解はあるものの、物理的に難しい部分もあって……。

例えば、夜にミーティングがある時は、子どもの世話を誰にもお願い出来ないんですね。両親も遠いので。ただ、LiBの場合は子どもと一緒にミーティングに参加させてもらえます。これって、会社の理解があるからこそ出来ることだなと思います。

(つづく)

後編では、働くママだからこそ分かる、育児が仕事に与える「良い影響」について話を伺っていきます。

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