1

注目は「ベテランと第二新卒」?転職者の平均年齢からわかる、最新のジョブマーケットの傾向とは

2016.03.28

1

転職の需要が、大きく変わってきました。

従来では、企業で一定の経験を積みつつ年齢も若い20代後半から30代前半に、転職の需要が集まってきました。あまり経験を積んでいない20代前半や、待遇面や新しい環境への対応に不安が残る30代後半以降の人材は、これまで企業が避けてきた年齢層です。

ここ数年で大きな変化を見せる転職の需要について、今後の傾向を読み解きます。

転職年齢の変化から読み解く、最新のジョブマーケット需要

2

転職サービス「DODA(デューダ)」が、興味深い調査結果を発表しました。インテリジェンスが運営するこの転職サービスでは、07年7月から15年12月にかけて、同サービスを利用した転職者を対象に、年齢調査を実施しました。
その結果、15年下半期の転職者は、過去8年間でもっとも高い年齢(平均32.1歳)となりました。調査開始から、転職者の平均年齢は右肩上がりの傾向を示しています。

3

転職者の年齢層はどうなっているのでしょうか。同調査の内訳をみると、やはり従来のジョブマーケットの需要どおり、「25~29歳(37.4%)」や「30~34歳(27.0%)」への高い需要があることがわかります。一方で、15年の上半期と下半期を比較すると、全体の中で転職適齢層が占めるボリュームが減少しましたが、割合が増加したのは今まであまり注目されなかった「24歳以下(0.7%)」や「40歳以上(2.1%)」でした。

「35歳転職限界説」はどこへ?キャリアを持った転職者への高まる期待

4

景気回復とともに、ジョブマーケットは盛り上がりを見せています。なかでも、35歳以上の転職者が急増しています。
ジョブマーケットでは、長らく「35歳転職限界説」があるといわれてきました。これが崩れるきっかけは、07年の雇用対策法改正によって、求人広告に「年齢制限」を記載することができなくなったことです。

また、企業側でも、キャリアを積んだ35歳以上の転職者に対する期待が高まっています。特に注目したいのは、業界の垣根を超えた人材の確保に乗り出す企業と、他業種の専門的スキルをもった35歳以上の転職者との間で、よいマッチングが生まれていることです。

新卒採用戦略の修正では、第二新卒者などの「24歳以下の若手社員」にターゲットを

5

新卒者の育成も、企業の課題のひとつです。16年度は、新卒市場に大きな変革がありました。それは、15年度までと比べて、後ろ倒しになった新卒採用の開始時期です。これにより、新卒採用戦略で思い描いていた人材確保ができなかった企業がみられます。

そのような企業は、新卒採用戦略の見直しに迫られます。そこで代替するターゲットとして注目を集めるのが、第二新卒者など「24歳以下の若手社員」です。もちろん、新卒で入社したにもかかわらず、短い期間で会社を辞めたわけですから、採用しても同じことを繰り返すのではという懸念も少なからずあります。しかし、若手社員たちがなぜ退職を選択したかという理由を見極めることにより、その懸念は大きなハンデとはなりません。むしろ、転職後の環境を整えるなど、若手社員に適したマネジメントをすることによって、本来思い描いていた新卒採用戦略を達成することができるのではないでしょうか。

このトピックスをみんなとシェアする
このエントリーをはてなブックマークに追加
1

この記事が気に入ったら

Work Switchの最新情報をお届け



Follow on twitter