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楽しく働けて、なおかつ効率も良くなる。すぐに実践できる「ゲーミフィケーション」の取り入れ方

2016.02.18

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1日8時間、週に換算すると約40時間を人は“仕事”に費やしています。その時間を皆さんは楽しめていますか?同じ“働く”なら、「ツラい、大変」といった感情を味わうより、「楽しい、面白い」といった感情を味わった方がいいはず。

そんな時に効果的なのが「ゲーミフィケーション」という考え方。毎日、何も考えずに淡々とこなしている仕事に楽しさを見出せるようになるだけでなく、働くモチベーションが上がることで仕事の効率も上がっていきます。

とはいえ、「ゲーミフィケーション」をどう取り入れればいいのか分からない人も多いと思います。そこで今回、マインドームコーチの石山喜章さんに「ゲーミフィケーションの取り入れ方」について、話を伺いました。

ゲームだから楽しめる!日常生活や仕事にゲームの要素を取り込むことが「ゲーミフィケーション」

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「ゲーミフィケーションの取り入れ方」について話を伺う前に、そもそもゲーミフィケーションがどういったものか知らない人もいると思います。

まず、石山さんに「ゲーミフィケーション」の概念について話を伺うと、「ゲーミフィケーション」とは、ゲームを用いたコミュニケーション、またはコミュニケーションをゲーム化する行為のこと。

所定のタスクをこなすと経験値やポイントが溜まり、そのポイントを獲得することでボーナスが上昇するなど、日常生活や仕事にゲームの要素を取り込むことがゲーミフィケーションだそうです。

元々は課題の解決や顧客ロイヤリティの向上にゲームデザインの手法や技術を利用する行為を示し、「日常生活の様々な要素をゲームの形にする」という意味の単語「ゲーム化(Gamefy)」から派生し、生まれた単語とのこと。

2010年から使われはじめ、2011年7月に米国の大手調査会社であるガートナ(※)ーが発表した「テクノロジーハイプサイクル」に取り上げられた頃から、頻繁にメディアに登場するようになったそう。

※ガートナーは「2014年までにグローバル2000企業の70%が少なくとも1つ、ゲーミフィケーションに関する取り組みを実施する」と発表。そして、2013年以降のテクノロジーにおける重大な展望の1つとして「2015年までに、グローバル1000企業の40%が、ビジネス・プロセスを変革する中心的な仕組みとしてゲーミフィケーションを採用する」とのリリースを出しています。

単調な仕事も自分で工夫し、楽しめる!「ゲーミフィケーション」によって得られる効果とは?

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ゲーム化する“と聞くと、非常に楽しそうなイメージがありますが、「ゲーミフィケーション」には一体どういった効果があるのでしょうか?石山さんによると、「モチベーションを高めたり、維持したりする効果がある」とのこと。

具体的には、部屋の掃除や皿洗いをする際に「5分以内に終わらせる」というルールを適用することで、工夫して楽しみながら素早くタスクをこなすことができるようになるのです。

日常生活のマンネリしがちな作業や職場におけるタスク・業務をゲーム化することで、内発的モチベーション(興味や喜びといった内部の要因から生まれるもの)を引き出すことが可能。(※報酬を得ることで脳内化学物質であるドーパミンの量が増えるため)

ちなみに、ソードアンドシールド株式会社では、テレアポをするスタッフに対して、例えば営業電話1件につき3ポイント、アポイントを獲得できたら10ポイントを付与するというゲーム的な制度を取り入れたことによって、社員が楽しく仕事を続けられるようになったそう。(獲得したポイントは後でアイテムに交換可能。アイテム「命の石」は「降格しても一度だけ元の役職に戻れる」効果がある)

NR JAPAN株式会社が開発した「ほめゲー」では、従業員同士が“真剣に聞いて褒める”ゲームを通して「傾聴力」と「賞賛力」を磨くことができ、営業マンや管理職の能力開発の現場でも活用されていっているそうです。

明日から実践できる!手軽なゲーミフィケーションとしてオススメなのは「対話するトランプ」

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では、実際に「ゲーミフィケーションを取り入れてみよう」と思ったら、何をすればいいのでしょうか?業界や職種によって担当する仕事の内容は様々なので、専門のコンサルタントが入らないと今の業務内容をゲーム化することは簡単ではないそうですが、簡単にできるものもあるそう。

すぐに実行できるのは「対話するトランプ」を活用した会議のゲーミフィケーションです。Amazonで2,160円で手に入れられる、この道具を使うと、簡単に同僚との相互理解を深めることができ、すぐに職場の人間関係を改善することができると石山さんは言います。

「対話するトランプ」は対話をゲーム化するツールなので、例えば下記のような使い方があるそう。

・ランチタイムに部下や上司と「対話するトランプ」で交流する
・社内研修のアイスブレイクに活用する
・会議のブレストでツールとして使ってみる

コーチを呼ぶ必要はなく、2~6人で深い対話をすることができるので、職場で簡単に実施するにはオススメ。(フィットネスクラブの新人研修、専門学校のコミュニケーションの授業、飲食店の店長会議などで使われています)

ゲーミフィケーションを取り入れる際は、きちんと自分の業務内容を細分化して、それぞれの「タスク」に対する「報酬」を設定。一定の条件をクリアしたら「大きな報酬」を得られるような仕事の流れを考えてみることが大切になります。

報酬は、ダイエット中の女性であれば「2kgやせたら甘いものを食べてよい」、営業マンであれば「新規案件をひとつ獲得できたら、2,000円のランチを食べる」など、自分で設定しても良いでしょうし、人事や管理職の方が行うなら「訪問1件につき○ポイント」「1日1人に朝礼で感謝の言葉を述べる」などのルールを取り入れて会社全体で楽しめるようにするのがいいでしょう。

何も考えなしに、何となくで「ゲーミフィケーション」を取り入れようとするのはNG。まずは自分の業務量や業務内容を把握しや上で、始めるようにすべきです。

同僚の「笑顔」やお客様からの「ありがとう」も報酬の一つ。まずは良好な人間関係を築くことから始めてみては?

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仕事を楽しむ方法の一つとして、「ゲーミフィケーション」という考え方がありますが、「ゲーミフィケーション」を実施することを目的化してしまってはいけません。仕事を楽しむにあたって、必要になるのは良好な職場の人間関係。

目に見える「報酬」も大切ですが、同僚の「笑顔」やお客様からの「ありがとう」は、何よりも自分に喜びを与えてくれる「報酬」ですので、いつも顔を合わせている人のことをより理解しようという姿勢をもち、お互いに褒め合い、認め合う関係性を作ることから始めてみてはいかがでしょうか?その小さな行動一つひとつの積み重ねが仕事を楽しいものに変えていくはずです。

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